仮面ライダーアマゾンズ 最後の審判の寂しい感想を正直に綴ってみた

 

仮面ライダーアマゾンズの映画。

公開から約2週間たってからやっと見ました!

実は自分が住んでいる地域では、なんとこの映画が上映されてませんでした(涙・笑

 

この映画って、シーズン1、シーズン2を見たものとしては、結構期待していましたし、

時間をかけて映画を見に行って後は、張り切ってこのブログに評価を書こうと思っていました。

 

しかし、その評価と言えば正直かなり微妙!

なかなか良い評価を書きにくいというのが本音なんです。

 

結局、映画を見た直後に記事をアップしようと思ったものの、この評価を公開することに躊躇してしまい、結局いまぐらいの時期になってしまいました。

 

さて、今回はこの映画って、実際どうだったのか、まだ見ていない方に向けて、それと見たっていう方とは、どう思ったのか共有したいと思い、記事にしますね。

早速行ってみましょう。

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1.仮面ライダーアマゾンズ「最後の審判」が微妙な評価だった要因

この映画はAmazon primeで放送された仮面ライダーアマゾンズのシーズン1とシーズン2の最終版という位置付けです。

 

この映画はシーズン2の2年後が舞台でした。

 

この映画でも、シーズン1の主要メンバーがかなり出演しました。

それは良かったのですが・・

 

・社会背景として、何故か肉が不足していたが、その説明がほとんど無く話がいきなり飛びすぎ

・その解決策が「アマゾン家畜化計画」って言うのがあまりに現実的ではなかった

・それに肉を取るんじゃ、人間体では効率的じゃないんじゃ? ⇒ 有効な手段としてどうしても思えなかった

・ロケ地が山の中がほとんどで、映像として何となく物足りず

・最後の橘局長の「あれ」は一体何だったの?

 

ということで、アマゾンプライム版では、じっくり描かれてきた部分が、映画というかなりの時間的制約のせいで、説明不足、舌足らずになってしまっていたことが、相当気になりました。

 

それと、そもそも設定に相当無理があり、この映画のストーリーに感情移入しにくかったと言うのが本音でした。

 

あとは、最後の橘局長の「あれ」は、映画を見た人しかわからないでしょう・・。

 

劇中の最後の部分で、もうやけくそ的な演出っていう感じもしましたが、

正直、コレって無くても良かったんじゃね〜??っていう人は私だけではなかったはず。

 

 

2.「最後の審判」で良かったことと言えば・・

とは言いながらも、良かったことも頑張って挙げたいと思います。

 

2−1 仮面ライダーアマゾンズの原点回帰だった

まず、この仮面ライダーアマゾンズ全体は、「生きること、死ぬこと」や「生きる意味」がテーマだったと感じているんですが、

今回の映画は、リアリティー等は横においておいて、「生きる意味」を強烈を考えさせるストーリーでした。

そういう意味ではシーズン1のアマゾンズが始まった時の衝撃に違いものがあり、仮面ライダーアマゾンズとしての原点回帰のようなものを感じました。

 

それと、

  • 生きるために全てを守ろうとする遥
  • アマゾンをすべて殺し、全てを終わらせようとする鷹山仁
  • アマゾン達を生かし・殺すことで有効利用しようとする企業と政治家
  • 人間に食われることを良しとするアマゾン達
  • 生きようとし始めるアマゾン達

これらが切なく描写されます。

 

特に人間に食われることを良しとする子どものアマゾン達が、「誰かのために役に立つ」という価値観を持っており、これがビミョーでした。

 

彼らが食われる相手は、決して食事に困窮している訳ではありません。

むしろ欲望の塊のような人間たちでした。

そんな奴らのために、役に立つことに価値があるのか???

 

映画を見ている私たちはそれを知っているんですが、子どものアマゾン達はそれを知らない・・。

食べる相手を知らないアマゾン達は純粋に誰かの命をつなげるために・・、と思っている。

アマゾン達の思いは、それはそれで崇高な思いのように感じるのですが、なにせ彼らを食う人間たちが汚すぎて、そのアマゾン達の思いを踏みにじっているような。

 

それと、私たちが口にしている本当の家畜たちならどうなんだろうか??とふと思わせたり、

このあたりが非常にビミョーで、複雑な気持ちにさせられました。

 

2−2 怪奇的・グロシーンは健在

我が家ではこの仮面ライダーアマゾンズはグロいシーンが度々出るため、子ども達にはあえて見せてきませんでした。

しかし、今回の映画ではどうたったのでしょうか?

 

劇中のストーリーでは、人間がアマゾン達を食べるという事で、

  • 解体された人間体のアマゾンの様子が映るところ
  • その肉を人間たちが食べるシーンがおぞましすぎ

で、やっぱり子どもには見せられない部分が多々描写されました。

 

映画になっても、アマゾンズらしさがしっかり残っていました。

 

シーズン1からのおどろおどろしい部分はしっかり踏襲されており、この映画もやっぱり子どもたちには見せれない!

 

2−3 ネオアルファが登場

この映画では新しいアマゾン=アマゾンネオアルファが登場します。

しかも悪役です。


RAH リアルアクションヒーローズ GENESIS No.780 仮面ライダーアマゾン ネオアルファ

 

ネオアルファですから、シーズン2に出てきた千翼が変身するネオの後継版にあたる?


RAH リアルアクションヒーローズ GENESIS 仮面ライダーアマゾンネオ 

 

ネオアルファはネオと同様に、ゴテゴテ感のあるデザインでした。

それと、ネオと同じく、右腕の装甲に武器を装着していました。

その武器にはチェーンソーや銃が・・。

そのチェーンソーは、さながら13日の金曜日のジェイソンを連想させるもので、不気味さを増していました。

 

変身したのは、あの男性。
( ↓ 下の左側の方)

子どものアマゾン達を守る役割を担っていたと思っていたら、実は反対だった。

劇中では超越悪の一人として描かれていました。

 

ところで、アマゾンドライバーを使って変身する悪役アマゾンは、シーズン1に出てきたアマゾンシグマ以来です。


S.H.Figuarts 仮面ライダーアマゾンシグマ

 

アマゾンアルファの色が抜けたようなデザインでしたが、シグマの強さは格別でした。

同じように、ネオアルファもなかなか強かったですね。

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2−4 鷹山仁アマゾンアルファと水澤悠アマゾンオメガの決着

ラストシーンはこれまで決着しなかった仁と悠の戦いで締めくくられます。

シーズン1のラストシーンを思い起こさせる場面でした。

 

ボロボロになりながらのバトルシーンは、結構な時間が取られた感じでした。

そして、大方の予想どおり、最後は◯◯が勝ってしまい、◯◯が死んでしまいます。

(あえて◯◯としてます)

 

これで、アマゾンは水澤悠と養護施設(「切子聖園」って言うんだそうです)に残った子どものアマゾンだけになった・・・。

そして、水澤悠はどこかへと旅立つ。

 

「これで終わりか・・」という寂しいシーンでもありました。

 

アマゾンを生み出し、アマゾンを滅ぼし、そして自分も死んでいった

鷹山仁の最後の生涯って一体どんな意味があったのか?

 

そんなことを考えさせられました。

 

ところどころに七羽が出てきて、場を和ませましたね。

最後までヒモ的なキャラを演じる鷹山仁にとっては不可欠な存在でした。

 

3.「最後の審判」でやっぱり興ざめだった点をいくつか

頑張っていいところを挙げてみましたが、それでも興ざめ(?)だった点をどうしてもいくつかは書かざるを得ません。

 

3−1 リスアマゾン・・・に涙

まず最初に・・・

劇中で変身したアマゾンたちが出てくるシーンがあります。

しかし、この映画で登場するアマゾンたちはデザイン的におどろおどろしさがちょっとなかったですね。

 

それの最たるものが、うっ!

今回のヒロインとも言えるアマゾンの女の子「ムク」の変身したアマゾン体があああ〜!!!

 

あ〜あっ、あまりに「ぬいぐるみ」でしたた。

リスアマゾンだそうです。

 

ネット上では、「リスアマゾンかわいい〜!!」等の感想が溢れていますが、

自分の場合は、コレって、アマゾンじゃなくて、

でも、「ぬいぐるみ」「着ぐるみ」じゃないか・・。

アマゾンじゃない(涙!!

 

って、個人的には泣きました・・

 

3−2 シーズン2が忘れ去られている寂しさ

この最後の審判は、シーズン2から2年後という設定。

確かに話は踏襲されていました。

 

駆除班にとっては、痛恨の存在だったマモルの事は、駆除班のメンバーの中で、よくセリフとして出てきました。

しかも、少々うざいぐらいマモルに引きづられている・・

そんな駆除班が描かれていました。

劇中でもシーズン1のラストシーンでマモルが映るシーンがちらっと写りました。

 

しか〜し!!

シーズン2の2人の主人公であった千翼(仮面ライダーアマゾンネオ)とイユ(カラスアマゾン)の存在を匂わせるセリフもシーン全くありませんでした。

 

だから、この映画はシーズン2の続きで完結編

って言われても、この部分だけどうしてもしっくり来なかったんですね。

 

千翼とイユは、仮面ライダーアマゾンズでは何だか「サイドストーリー?」的な扱いになっていたんです。

 

確かに、シーズン2でも、やはりメインストーリーは鷹山仁と水澤悠についてであり、

結果として、千翼とイユのストーリーは付け足し・・?だったかもしれません。

 

しかし、シーズン2は2人の存在無しには成立しませんでした。

だから余計に、千翼とイユが全く忘れ去られている(ような)設定が寂しかったです・・

 

ということで、2人の映像をどうぞ!!

 

3−3 低予算だったか?ということと不可解な事

興ざめだったことは、お金がかけられなかったかな〜っていう感じが端々でしたことでしょうね。

 

特に切子聖園の建物内のシーンがね・・・。

何かすごいハリボテのセット内のような感じでした。

建物内を歩く時の足音が妙に耳に付きました。

 

後、不可解というか、う〜んという点は

最後に入水自殺を図ろうとする悠・・・

過去の仮面ライダーシリーズでは、自殺を図った主人公はいなかったのでは?

湖に入ろうとするシーンが、、、リアリティが無い(涙

う〜ん、死なんだろう

 

切子聖園から逃げたアマゾンの子どもたちと出会った駆除班が、4Cを交えて、アマゾン体に変身したその子どもたちと戦うことに。

なぜ、駆除班達も戦うのか???

 

それと、捕まっていた仁さん。

なぜか目が見えるようになっていた。

 

悠もびっくりしてましたね。「仁さん、目が見えるんですか??」だったか?

なぜ、目が見えるようになってたのか?

血を分けてもらっていたから、見えなくなった目が回復されたのか??

 

アマゾン畜産計画は野座間製薬は関与してなかったみたいだけど、

野座間の会長である天条隆顕と水澤令華は舞台になった村で起きている出来事は知っていたようで、

どういう関係だったのだろうか?

 

それと、シーズン2の最後のシーンで橘局長が言っていた、あのなぞの「シグマプロジェクト」がこのアマゾン畜産計画だったのか?

いや違うでしょうね。

 

じゃ、あのシグマプロジェクトって、一体何だったんでしょう?

これって永久に謎のままかもしれません。

 

 

4.仮面ライダーアマゾンズ最後の付け足し

最後に鷹山仁役の谷口さんのツイートから

相当な数のメンバーが写ってますよ。

 

 

 

番外編

赤楚衛二くんって、すっかり仮面ライダービルドメンバーですけど、

自分の中では、相変わらずアマゾンズメンバーです。

 

でも、この写真を見ると、つい仮面ライダービルドとアマゾンの世界のコラボ??っていう感じが。

シーズン2が懐かしい!!

 

 

まとめ

というか、感想をまとめると、かなりの酷評になったような気がします。

 

悪いところばかりじゃなかったとは思いたいんですけど、

公開前にこの映画について相当な期待をしてしまった分、満足感が低すぎ、がっかりしたっていう感が強い作品だった

というのが正直な評価です。

 

いつか、またこの映画を観ることがあれば、今回感じたような感じは無いかもしれません。

それでも、シーズン1、シーズン2の完成度の高さと比べたら、チープさっていうのが否めない

っていうのが本当に正直な感想です。

 

これで最後っていうのが、とてももったいない・・・

ただ、シーズン4は絶対無いでしょうし、その意味ではいい意味でも、悪い意味でも忘れがたい映画だったと言えます。

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